【AWS SAP】頻出サービスまとめ③ | 信頼性/運用上の優秀性

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はじめに

AWSの認定資格である、AWS SAP（AWS Certified Solutions Architect – Professional）をご存じでしょうか？

AWS SAPの試験に合格するために、まずは各AWSサービスの特徴を抑えることが大切です。

出題範囲の各AWSサービスの特徴をこの記事でまとめていこうと思います。

【未経験から３ヵ月で合格】基本情報技術者試験勉強法まとめ

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AWS SAP（AWS Certified Solutions Architect – Professional）試験概要

試験概要

AWS SAP試験は、AWS認定ソリューションアーキテクトーアソシエイト試験の上位に位置する、プロフェッショナル試験の１つです。

２年程度の実務経験を想定しており、AWSサービスの基本的な知識に加えて、応用的な内容も多く出題される難易度高の資格試験の一つです。

試験概要は下記の通りです。

試験問題形式：択一選択問題（４つの選択肢から１つ選択）、複数選択問題（５つ以上の選択肢から、正解を２つ以上選択）
試験時間：180分
使用言語：日本語、英語、中国語、韓国語
受験料：30,000円（税別）
合格基準：100～1000点のスコアで評価され、750点以上で合格

試験で問われるシナリオ

試験で問われるシナリオは下記の５つに分類されます。

組織の複雑さに対応する設計（12.5%）

新しいソリューションの設計（31％）

移行の計画（15％）

コスト管理（12.5％）

既存ソリューションの継続的な改善（29％）

AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル ~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説

各シナリオで使用されるサービスの特徴を詳しく学ぶことが合格への第一歩となります。

AWSサービス特徴まとめ

今回は２，５のシナリオに関して、対象となるAWSサービスの特徴を下記でまとめます。

新しいソリューションの設計/既存ソリューションの継続的な改善

信頼性

EC2

スナップショット

災害復旧に費用対効果の高い方法を提供し、３０分のRTO内でインスタンスを再作成する

プレイスメントグループ

EC2インスタンスを起動する場合、EC２サービスは相関性エラーを最小限に抑えるために、すべてのインスタンスが基盤となるハードウェアに分散されるようにインスタンスを配置させる
プレイスメントグループを使用することで、ワークロードのニーズに対応するために独立したインスタンスのグループのプレイスメントに影響を与えることが可能
以下のいずれかのプレイスメント戦略によりプレイスメントグループを作成

クラスター

AZ内でインスタンスをまとめる
低レイテンシーネットワークパフォーマンスを実現

パーティション

インスタンスを複数の論理パーティションに分散させる
１つのパーティション内のインスタンスのグループが、基盤となるハードウェアを別のパーティション内のインスタンスと共有しないようにする
Hadoop、Casandra、Kafkaなどの大規模な分散および複製ワーロンロードで一般的に使用される

スプレッド

相関性のエラーを減らすために、少数のインスタンスを基盤となるハードウェア全体に厳密に配置

S3 Glacier

アーカイブの取り出しオプション

迅速

迅速取り出しでは、最大規模のアーカイブ（250MB以上）を除くすべてのアーカイブで１～５分で使用可能
プロビジョンドキャパシティーは、迅速取り出しの取得容量を必要なときに利用できることを保証する

標準

数時間以内にすべてのアーカイブにアクセス可能
通常３～５時間で完了
標準取り出しは、取り出しオプションを指定しないで取り出しリクエストを行った場合にデフォルトで適用

大容量

Glacierの最も安価な取り出しオプション
大量のデータ（ペタバイトのデータを含む）を１日以内に取得可能
通常５～１２時間で完了

S3 Transfer Acceleration

CloudFrontのエッジロケーションを使用してグローバルユーザーに低レイテンシーアクセスを提供
クライアントとS3バケットの長距離間でファイルを高速、簡単、安全に転送可能

Elastic File System(EFS)

レプリケーション

単一リージョン内、または同じパーティション内の２つのリージョン間でレプリケーションを作成可能
１分以内にレプリケートされ、目標復旧時点（RTO）は１５分

運用上の優秀性

AWS Trust Adviser

サービス制限を確認、監視、通知できるサービス
すべての項目をチェックするにはビジネスサポートプラン以上の利用が必要
CloudWatch+Lambda+SNSで、サービス制限値の確認、監視、通知が可能
Lambdaを使用して、サービス制限チェックを自動的に更新し、APIコールを通じて使用率と制限に関する最新データを取得する

AWSビジネスサポート

リソースをベストプラクティスに従ってプロビジョニングし、コストの削減、パフォーマンスと耐障害性の向上、セキュリティ強化をサポートするTrustedAdvisorのすべてのチェックとガイダンスへアクセス可能

AWS CodePipeline, CodeCommit, CodeBuild, ECR, Lambdaを使用したKubernetesへの継続的なデプロイ

開発者はコードをCodeCommitリポジトリにコミットし、プルリクエストを作成する。プルリクエストがマスターブランチにマージされると、CodePipelineはブランチへの健康を自動的に検出し、パイプラインを介してコード変更の処理を開始する。
CodeBuildはコードの変更と依存関係をパッケージ化し、Dockerイメージをビルドする。オプションで、別のパイプラインステージがCodeBuildを使用してコードとパッケージをテストする。
ビルド・テストが成功すると、DockerイメージがECRにpushされる

その他サービス

Kinesis Data Firehose

ストリーミングETLソリューション
ストリーミングデータをデータレイクやデータストア、分析ツールに確実にロードする最も簡単な方法
ストリーミングデータをキャプチャして変換し、S3, RedShift, Elastic Search Service, Splunkに保存可能
フルマネージドツール

Glue

データ処理機能と様々な組み込み変換をを提供し、簡単に拡張可能

Athena

標準SQLを使用してS3のデータの直接分析を簡易化するクエリサービス
アドホックな分析が可能
管理コストを排除したコスト効率の高いソリューション

QuickSight

データソースを選択すると最初のビジュアルが数分で作成される
視覚化の構築、アドホック分析の実行、データからのビジネス上の洞察の取得に使用できるビジネス分析ツール

Elasticsearch Service

分散検索・分析エンジンで、ApacheLuceneを基盤として構築されている
ログ分析、フルテキスト検索、セキュリティインテリジェンス、ビジネス分析、およびオペレーショナルインテリジェンスのユースケースに広く使用されている
Kibana（可視化・レポート作成ツール）と統合されている
Elasticsearchクラスターにロードすることを可能にしている

Amazon Managed Streaming for Apache Kafka(MSK)

フルマネージドのApacheKafkaを提供

おわりに

いかがでしたでしょうか？各サービスの特徴をまとめました。

本試験では、細かい部分まで問われる問題が多いため、繰り替えし問題を解いて復習することをおススメします。

また、試験対策の記事も書いていこうと思います。